おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

され竜 20巻の感想

アニメが2018年に延期になったされ竜20巻の感想です。


アニメは延期になっているけども、原作は順調です。一時期新刊が本気でエターになったかと思う程度には新刊がでなかったが、なんか最近は順調に出ていますね。

虎目と猫目の話から。。。

虎目と猫目の正体がバレたことからミルメオンが動きはじめ、宙界の瞳をめぐる動きが激化していく流れの中での20巻です。
宙界の瞳のアシストをうけ、他の宙界の瞳を集め始めるギギナとガユスですが、やはり踊る夜などの強敵がわちゃわちゃでてきてなんともし難い感じに。。。

相変わらず革命とか国家が崩壊したりとか好きな先生

レメディウスと砂漠の独裁者、ピエゾの話とかもありましたけど、浅井ラボ先生はすぐに国家の崩壊とか革命とか持ってきたがりますね。

独裁→革命→もっとひどい独裁国家に!とか他国の介入で人が暮らせない世界に!みたいな展開がお好き。
現実的といえば現実的なストーリー展開であり、皮肉が好きな先生的にはやりたいことなんでしょうが。「

ハイパーインフレバトルの行方は?

ギギナはまぁ、強キャラ設定を持っているがゆえにいいのですが、強キャラというよりも努力でなんとかなるところまでは頑張ったからは後は小狡い感じで頑張るぜ、のガユスはどうなるんでしょうか。

基本的に強キャラがでてきてギギナとガユスは辛勝する展開を続けているされ竜ですが、最近では強すぎる格上がでてきすぎて全く勝てない展開も珍しくなくなってきています。

そのたびに他の強キャラと共同戦線を引いて勝ったり見逃してもらったりしているのですが、最終的には宙界の瞳パワーで強くなったりするんですかね。うぇー、似合わない、似合わない。
宙界の瞳自体は初期プロットから存在している設定なんですが、浅井ラボ先生はきっちり落とし所を決めた上でこの作品をすすめているかは若干謎です。

まぁ、一つ言えることは強キャラはどんどんでてくるけど、どいつもこいつも人間性に難があるからそこをついて、ガユスがセコく勝利する展開が相変わらず続くのでしょう。

新しい咒式

胡散臭い咒式がまたでてきましたね。
超定理系の咒式は基本的に胡散臭さがすごいっすよね。法廷のゴゴールの裁判もわけがわからないし、ワーリャスフの条件が合う人間を塩の柱にする咒式も意味不明。
あとミルメオンは無双するが、なぜ強いかはわからず。

ガユスがパズスー改良版を使ってたのがちょっと面白かったですね。核融合ばっかりしてたからな、ガユス。ひさしぶりの気化爆弾だったのではないでしょうか。

ガユスが化学系の咒式を使う、というのはこの作品のなかでもなかなか渋い設定で良いと思います。やっぱりできることがすごい多いですもんね。
一方でガユスくんは光学系咒式が使えないということが明らかになってたましたね。ミラージュが使えたら楽なのに、と罵倒されていたので間違いなんでしょう。」

大きな物語の行方

大きな物語で考えてみた時、謎の本を手に入れること以外は何もしていない20巻でした
20巻でやったことが無意味とならないようにするためにはどうしてみたところで、本に宙界の瞳の秘密があった/つぎの宙界の瞳の場所が書いてあった、とでも
しないと納得感がないので、21巻ではおおきく物語が進むことを期待しましょう。

戦闘描写や心理描写が好きな作品なので、そこまで物語が大きく進展しなくても楽しいし読んでしまうのも確かなんですがやはり物語にはきっちり進んでいってほしいものですからね。

オーバーロード 12巻の感想

オーバーロード12巻の感想です。

俺TUEEEE系のなかでは独特の味付けで好きな人が多いと思う作品です。

オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上

オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上


展開がここ3巻くらい回りくどい感じで12巻も対して物語が進まないですね。
ハイパー大雑把ゴリラ姉貴が語り部格の女の子にパワハラしてたら1巻が終わりました。

展開をひたすら遅くすることで最後の展開にカタルシスを持たせるという作品構成しかできないので、物語の進展はひたすら遅いのがこの作者の難点でしょうか。

ただ、ファンタジー異世界の構成力は高い作者なのでそこまで不愉快に感じないというだけの話ですね。

徹頭徹尾話がだるいが、細かいところでニヤリとさせる描写力でなんとか持たせている感じ。


ヤルダバオトをアインズが倒すといマッチポンプで自分たちの社会的地位を改善しようとするこずるいアインズ様が今度はどんなことをかましてくれるんすかね。
といったくらいしか思うところもなく12巻はおしまいでした。

聖王国編は13巻で終わらせてほしいなぁ、上中下はだるい、といった感じ。、

東京レイヴンズ15巻 ShamaniC DawN の感想

東京レイヴンズ15巻の感想です。



ネタバレありありあです。

ざっくりした全体の読後感

ざっくりと全体を読んだあとの読後感についてですが、あれですね、完全にBBBのロンドン編です。
どういうことかというと、過去の因縁が説明されるだけで、現在の時間軸のなかでは一切物語が進展しない、ということです。

東京レイヴンズ14巻ではぶっちゃけ夏目くんが大変なことになったり、はっきりいってコン、というか飛車丸=夏目というやばい構図が明らかになったりしました。

じゃあ東京レイヴンズでは死んだ夏目が生き返ったりするのかといえばそうではありません。

過去の土御門夜光と、相馬の家の因縁が語られるばっかりです。

あ、あとしいていうなら、コン=夏目の構図を確定させた話ではありました。

作中での魂の扱いについて

東京レイヴンズ作中では信仰に基づかない陰陽道のあり方として、帝式、汎用式という陰陽道がでてきます。
土御門夜光がまさしく切り開いた、道具として便利な呪術というやつですね。

そして、信仰に基づかないからこその、魂の扱い、神様の扱いというのが一つのテーマになっています。
(ぶっちゃけ信仰をベースにすると物語のなかではない現代社会でも魂や神様については、なんかこううまいこと扱えちゃいますよね。信じているひとにとっては、ということですが。)

15巻では、夏目が飛車丸の生まれ変わりであると14巻で示唆された内容の補強とも言える展開があります。
14巻では死んだ夏目の泰山府君祭が成功しなかったこと、夏目の魂に呼びかけをしたにもかかわらず夏目だけではなく飛車丸の魂も反応したことが語られています。
そのため、泰山府君祭はうまくいかず2年間の続きっぱなしになってしまっている。

秋乃の中の神様が春虎に、「お前が魂をおくれ、整合性をとれ」みたいなことを伝えて、14巻はENDです。


この話からすると夏目=飛車丸が成立するんですよね。
ただ、そうすると夏目と飛車丸が両立して存在するのがおかしい、という話になる。

春虎が夜光の生まれ変わりだなんだ、といってみたところで夜光は死んでるから、納得はしやすいです。

一方で、夏目=飛車丸と言われても二人は同時に存在しているじゃないか、となってしまいますね。

実は15巻では夏目と飛車丸が同時に存在するのに同じ魂であることへの答えのような話がでてきます。
夜光の魂というものの解釈の仕方の話になるのですが、魂や神様は時空や空間を超えて偏在するものだ、というんですね。
たしかに偏在するものだという定義にすれば、同時に夏目と飛車丸が存在しても問題ないことにはなるので納得です。

魂自体は偏在するなら、どこで因果がねじれたのかなんてことはおいておいて、魂を現在から過去へ送ることで、同じ魂の人間が二人現代にいることの矛盾がなくなるんだぜ、という理屈ですね。面白い。

神様の扱い、というか平将門の扱いについて

相馬多軌子に平将門がおりてしまった、神降ろしが成功してしまったことへの対応の答えがある意味では15巻ででていますね。
神様は無限の存在だから観測者がどのように定義するか次第だ、という夜光=帝式陰陽術の神様観が示されました。

しかも、神降ろしに成功した敵を打倒するために夜光は、夜光の時代に神降ろしで平将門として規定し、利用することに成功している。

これは現代でおきている物語本編にどういう影響をもたらすか、と考えると相馬多軌子がおろした平将門を春虎が再定義することで、観測し限定することで対応が可能であることを示唆しているし、つぎの展開はそこにあるのかもしれないですね。

しかし、BBBの吸血鬼がいかにうまれるかであったりとかあざの耕平はこういう話を指せると輝きますね、わたしは話に深みがでてこういう設定大好きです。

Fateの作品派生が多すぎて何がなんだかわからないのでちょっとまとめてみた。

Fate/Grand Orderがすごい人気になりまして、Fateが2017年になっても新作映画できたりする異常自体です。

遊んでいるファンのオタクも今更Fateかよ、ということにはある程度自覚的でFGO新参はFGOの元ネタがFate/StayNightだとわかってない
とかそんなのがTwitterにも書き込まれてますね。

自分の中での整理も兼ねてちょっとFateのこれまでの経緯を自分の知識でざっくり書いてみたいと思います。

ゲーム

1.Fate/StayNight
→実際に発売されている作品としてはこれが最初。(この作品を作るにあたってセイバー、士郎の性別が逆転しているプロトタイプがあったという話)
2.Fate/hollow ataraxia
→1.Fate/StayNightのファンディスク。StayNightはエロゲだったので、エロゲにはつきもののファンディスクというやつですね。


3.Fate/Extra
→一気に怪しくなってきました、Fate/Extraです。月上のむーんセルとかいうところにあるスパコンが作った電脳世界で聖杯戦争をするやつ。
ネロとか玉藻の前、ロビンフッド、フランシスドレイクみたいな人気キャラの初出はこれですね。
Fate/StayNightからはアーチャー(シロウ)とかギルガメッシュが再戦します。

Fate/EXTRA MOON LOG:TYPEWRITER I【書籍】

Fate/EXTRA MOON LOG:TYPEWRITER I【書籍】


戦闘システムがゴミクズなので、人気がでなくこれだけのドル箱作品を任されたにも関わらず制作会社は死にました。
DWですら生き残っているのにどういうことなんだこれはって感じですね。
この時点でキャラゲー臭がすごかったんですけど、FGOでは更にキャラゲーとして進化しており、キャラゲー路線は一応正解だったのか、といまから振り返るということができます。

4.Fate/UnlimitedCode
Fateの格ゲー。いつごろだったか忘れたけどたしかにゲーセンで稼働していてそれなりに感動した記憶あり。
ただ、新ストーリーを展開したりするような話ではないです。
月姫におけるメルブラになりたかったようだがなれなかったようです。蛇足ですが、月姫メルブラは、2017年現在なんとSteamで販売されており、それに伴いネット対戦が成立します。

5.Fate/Extra CCC
→Extraと同じ設定の2回戦目という感じ。
FGOのメルトリリスイベントはこれの延長線ということですね。殺生院キアラとかいうキチガイキャラがでてくることで有名という認識。
ExtraとCCCはかってはいるもののゲーム部分が劣悪すぎてやっていない、というのが正直な現状です。辛いです。

Fate/EXTRA CCC VOID LOG:BLOOM ECHO I【書籍】

Fate/EXTRA CCC VOID LOG:BLOOM ECHO I【書籍】

以上はFateと名前がつくゲームを適当にかきあげてみました。

小説

1.Fate/Zero
虚淵玄によるFate/StayNightの前日譚。
なんだかんだ文句をつけたくなるところはあるものの、衛宮切嗣とセイバーは一言しか話をしたことがないといったような滅茶苦茶な設定をこんなにも上手に拾っているのはさすがとしかいいようがないところ。

2.Fate/StrangeFake
成田良悟によるFateのパラレル?ココらへんの立ち位置が実は俺にもわかってない。
出てくるサーヴァントはエルキドゥあたりがFGOに回収されているキャラ。
成田良悟がそもそも小説家として優れている問こともあり、多分Fate/Zeroとこれが一番おもしろい部類になりそう、というのがレビューを見ている限りの話。

3.Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
桜井光が書いている。奈須きのこが学生時代に暖めていたFate/StayNightの元ネタ。
FGOにもここ出身のPrototypeセイバーが実装された。

4.Fate/Apocrypha
→アニメ化しましたね。なんで外伝作品のなかでもトップクラスにどうでもいい作品の一つがアニメ化するかは謎。ライターは東出祐一郎という元エロゲライターですね。
あやかしびとは面白いけど、あやかしびと一発屋さんとう印象が切れない。

アニメ化して言うだけあって、サーヴァントのキャラは立っているきがする。ジャック・ザ・リッパーフランケンシュタイン、モードレッド。
マスターも獅子GOさんとかなんかキャラはたっている。でも立ってないキャラとか90年代的テンプレすぎるキャラがでてきたり、そもそも話が全体的にだるかったりと問題がある。

アニメ

Fate/StayNightは3つのルートがあるゲームで、アニメ化する際にもどうしてもそのルートのなかからいずれかを選んでアニメ化することになる。
(あまりにも各ルートの話が違いすぎて全部のルートから設定を拾ってどうにかすることはぶっちゃけ不可能である。)

1.Fate/StayNight(ディーン版)
Fateルート(セイバールート)のアニメ化。
アーチャーのポーズが非情にかっこいいことで有名で、FGOにもそのポーズは逆輸入された。
ストーリーがぐちゃぐちゃでだるかったり、セイバーと士郎のセックスシーンを謎のドラゴンで穴埋めしたりして、わけがわからないことで有名。
まぁ、全般的に糞。

2.Fate/StayNight(制作会社はufotable、通称、UFO版Fate
UBWUnlimited Blade Works、凛ルートと言う名の士郎ルート)
凛ルートのアニメ化。空の境界の劇場アニメ化を勤めたufotable版によるアニメであり、非情にクオリティが高い出来になっている。
感想も型月ファンの評価は非常に高く、ここから入ったファンにも悪くない評価をもらっているようです。
ただ、ここから入ってきたファンにはつたって話をしてばかりで全然戦わずつまらないという評価もあるようです。まぁ、奈須きのこってそんなもんだから。「

3.Fate/Zero
虚淵が書いた外伝であるFate/Zeroのアニメ化。
ここで女性ファンがたくさんついたこともあり功罪両方ある作品だと思う。いまのちょっと個人的には物足りないFGOの路線を確定させた作品だと考えている。l

出来はなかなかよく、ケイネス先生のようなアニメ化映えするかっこいい技を持っているキャラをアニメでヌルヌル動かしたことはかなり評価できると思います。
全25話でAmaoznPrimeで見れるからよろしくね!(2017年9月現在)

4.Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
漫画化がさきかな?Fateの薄幸ロリ、イリヤを主人公にして諸々の設定をゴリゴリ練り直したロリコン御用達アニメ。
正直、士郎よりも年上であることにも存在価値があったはずのイリヤがなんかただの士郎の妹になっていて違和感があるやつ。
まぁ、イリヤが士郎よりも年上である設定はエロゲ特有のこの作品の登場人物はすべて18歳以上であり~を回避するためだけであって、妹ポジションそのままでいいや、全年齢ならという制作側の都合があるのかもしれない。

ただ、HeavensFeelのラストとかを考えるとイリヤは士郎のお姉さんであることに意味があると思うんだけどなぁ。
ちなみにプリズマ☆イリヤには2期3期がありますが、蛇足なので省きます。

5.Fate/Apocrypha
いま放送中のアニメ。登場人物がひたすら多く、アニメ化向きのタイトルではないがキャラクター人気が高いためアニメ化した。あるいはきのこのエロゲ業界人脈のせいかもしれない。
ライターはいまは腐っているがあやかしびとを書いていた頃は実際輝いてた。あやかしびとをやろう。Apocryphaは忘れよう。

6.Fate/StayNight(制作会社ufotable
桜ルートのアニメ化。ufortable製作の劇場アニメ化で3部作になる予定。2017年10月が第一部の製作です。)
桜ルートはエロゲ時代トップクラスに評判が悪いルートでそれでいて、3ルートのなかで一番長いルートというなかなかのものでした。
評判が悪い理由としてはストーリーが長ったらしくて人気がないというのも零ではないと思いますが、それよりも登場人物の行動が気に食わないというものが多かったです。

その当日はインターネットでは流行っていなかった表現でしたが、言ってみればポリティカル・コレクトネスではない、ということでしょうか。
登場人物のなかに正義の味方というか正義を標榜することが許されるような人間は誰一人としてでてこないですからね。みんなそれなり悪いことをしながらハッピーエンドはどう考えても無理な方向に物語は突き進んだのでした。みたいな感じ。
さらにいえば、このルートが長すぎたせいでイリヤルートは滅びたんだよ。
イリヤルートが欲しかった。

バイオーグトリニティ 新刊 13巻は2017年10月19日です

amazonの予約が来ています。

そろそろ話を畳むフェーズなはずですが、ここから風呂敷を更に広げる可能性があるのが、大暮維人の危ないところです。

お家芸が来るかどうか楽しみです。

100万pvのブログでメシ食えるのか?

100万pv/月の雑記ブログ運営してる人が退職してましたが、食ってけるもんなんですかね。

食っていける、やっていけるという概念は異常にフレキシブルなので、どの程度の生活レベルを想定してGoしたかはわかりませんが、普通に厳しそうだと思うのですが。

このブログ、今じゃ月間1万pvもいかないブログですが、月に1000円くらいになることもあります。(ならないこともある)

そう考えると、100倍してみたところてそこまでの収入はならないのかな?と想像してるんですけどね?

例によってnoteで収益の詳細を販売してるですが、それを買って確認する気にならないです。
ブログでメシ食ってる人はブログそのものではなくブログノウハウを売って暮らしてる印象があり、その養分になりたくないな、と思うからです。

これは根拠のない完全な言いがかりなので、あまりよろしくないものいいですが、そういう先入観があるので、note見る気にならないという感情論ベースの話です。

だから別に人にnote買うな、という気は当然ありません。

嘘ついてるわけでもないと思うのですが、ブログの収益報告記事によれは53万pv21万とかかなり高めの数字が出てるんですけど、どうしてるんすかね?

1pv 0.5円の価値のあるpvを集められるブログか。。。
このブログだと絶対無理ですね。
話題が小説、アニメ、ゲームだからそりゃpv単価は低いですよ、というだけの話ですけど。

なんでこんなこと書いてるかというと羨ましいなぁ、仕事辞められて、自分が同じことをすることは可能かなぁ?というハイパーフワッとした疑問を感じたからです。

自分がブログで月100万円稼げるとして仕事やめるかは非常に疑問ではあります。
個人事業主の収入をサラリーマンの収入と同じように解釈可能かは甚だ疑問たと考えているためです。

正社員がどれだけの恩恵を制度から得ているかはググって貰えば簡単にわかります。

給料に直接反映されない部分での恩恵はかなり大きく、個人事業主の収入*2くらいサラリーマンの給与には価値があるのでは、と勝手に思ってます。
ここら辺は具体的な計算してるわけではないですが。

月100万円の収入が副業であれば資産形成の速度がマッハになるという意味ではいいなぁと思います。

収入源はでかい資産がある、でもなければ沢山あるに越したことはないですからね。

メイドインアビス6巻までの感想

メイドインアビス6巻、42話までの感想。
ネタバレありです。


6巻までを読んでの感想は誰にでもすすめることはできないが、漫画好きの人にはおすすめできる漫画だなぁ、です。
作者は変態なんだなぁ、と思わされる気持ち悪い描写がたくさんでてくるので、そういった描写に耐性がない人にすすめると人間性を疑われそうなので、誰にでも進められるわけではないですが、一漫画としてみた時には物語の進め方、描写力、独自の世界観など、優れた点がたくさん出てくるのでぜひ読んでほしいです、という話になります。

お話の特徴

ファンタジー世界で冒険者になるお!という味付けに近い漫画ですが、特徴としては俺TUEEEチートが少なくて
現実の怖さが前にでてくるところでしょうか。
若干のリアル志向があるので、人はそこそこ死ぬ上に主人公の女の子、リコがかなりひどい目にあうしですね。

もちろんご都合主義は適度にまぶしてあるわけですが。
例えば、主人公は当然死なないしですしね。ただし、危険なアビスの生物、タマウガチの毒を食らったおかげで左手は親指以外が動かなくなってしまったりもします。

人が死ぬ、主人公が障害者になるなどやりたい放題のストーリなので、
絵柄と起きる事象のギャップが激しくて、なんな脳みそが痒くなりますね。

そういうギャップも魅力といえば魅力ですね。

以下ネタバレありの感想

物語の着地点が42話時点で意外と見えないですね。
なれ果ての済む村にたどり着いた一行ですが、なれ果ての姫、ファプタとレグの間に因縁があること、なれ果ての村に一度は黎明郷ボンボルドが着ていたこと、そして地上で謎の病気が蔓延しており、おそらくアビスと関係がありそうなことなどが一気に明かされています。
設定がかなり緻密な作品なので、物語のなかで明かされていない重要な伏線があるとそれがストーリーに与える影響がでかくて着地点不明になります。

今後明かされていく物語の謎としては、ファプタとレグの会話を見る限りではレグがアビスの底から地上に登ってきた理由などがありそうですね。
あと、ファプタがレグのちんこ確認しようとしていたけど、ファプタとレグは一体以前何をしていたんだ。。。

こういう描写がポンポンとぶっこまれるあたりがメイドインアビスの魅力なのか悪いところなのか難しいところですが、人に勧めづらくなる理由ではありますね。確実に。

ロリ・ショタの絵柄でなんかふわっとしたエロといいますか特殊性癖の存在を彷彿とさせる展開がでてくるところがまぁ、この漫画のいいところであり悪いところですね。
絵柄のタッチが絵本風なのが悪いです。
あと、やはり絵を見ていて思うのは構成力も高いし、アビスの絵にすごい広がりがって綺麗ですね。。

あとは、生き物の内臓とか好きな人にもおすすめできるかもしれない。生き物の内臓が好きな人ってどういう区分だよと思うけど。
5巻くらいからほのぼのダークファンタジー路線から残酷物語路線が強くなるんですよねー。

ボンボルドが出て来るのが悪いよ、ボンボルドが。
それまではせいぜい、捕まえた動物を解体する程度の話だったのがプルシュカとカートリッジの存在がでてきて、怪しくなっていきます。
カートリッジというのは、メイドインアビスの作中でも屈指の邪悪な概念ですね。

まず、今更ながら説明すると、メイドインアビスでは、アビスという謎の穴を捜索してそこに眠る謎のお便利グッズを集めて生計を立てている人がでてきます。
ヒロインのリコもそんなようわからん人たちの一人です。
アビスは地面に空いた穴を通って降りていく地下世界なのですが6層以上に分かれています。
そして、下の階層から上の階層にのぼる際にはいろんな健康被害がでる、という設定があるのです。アビスの呪い、と作中ではいっています。

カートリッジはそのアビスの呪いを解決するための手段の一つで、任意の人間にアビスの呪いを押し付ける事ができる、という設定があるという前提で機能する仕組みです。
人間をバラバラにして脳みそと脊髄と内臓ちょっとに分解して再度箱詰めしたものをカートリッジと読んで呪い避けに使うんですね。

いままでもエグい話はたくさんでてくるんですが、5巻から級にこういう残酷物語な展開が増えてくるんですね。

そしてなんといっても、ただカートリッジという技術がある、というところで話は終わらず、 4巻5巻でリコが仲良くなる女の子のプルシュカがボンボルドにカートリッジにされてしまうという展開が待っています。
しかもプルシュカはボンボルの娘だし、ボンボルドに愛情を持ってるし、それは分解されて箱詰めにされてカートリッジにされても変わらないしということで非情に脳みそが痒くなる展開です。
ついでにボンボルドには娘を箱詰めにすることに一切悪いことをしているという意識がないし、ボンボルドとの因縁があるナナチ及びリコ、レグに対して敗北したときも、アビスに対してより思い入れがあり能力がある人間が前に進むんだから悪いことじゃないとかいっちゃったりとかもう狂人ぶりが目立ちますね。

実際には、人間の精神を他人に植え付ける事ができるお便利グッズを使いすぎて精神性が生き物を辞めてしまっているという設定で、実際に狂人なわけですが。狂人?ですらないかもですが。人間ではないどころか生物ではない、という認定を作中で受けているので。

そういった間違った人間性を持った人間がキチガイを晒していく、というのも魅力的なところです。いやー、実際展開は気持ち悪いし胸糞悪いけどボンボルドはマッドサイエンティストキャラとして一定の魅力がありますよ。
プルシュカとの間の関係性もなんとも言えない魅力があるし。
あと、リコからレグのちんこの話をされた際にパパ棒のことね、って言ってるし勃起したところもみたことあるっぽいし、なんか性的暴行をうけてる設定まで連想させるから最低ですね。

つくしあきひとは、され竜(されど竜は罪人と踊る)を読んでるし、アナピヤ編を読んでるしプルシュカの話の下りは絶対アナピヤ編を参考にして書いてるとおいます。

され竜のアナピヤ編も、他人の精神を支配する、女の子が解体される、と似た要素がでてきますからね。メイドインアビスは2010年代のコンテンツなのですが、され竜はそもそも2000年代コンテンツということで圧倒的に先行しているわけですしね。



まぁ、だらだらと感想を書いているけど、結局面白いから読んでみてね、とういことが書きたいだけです。