おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

BLACK BLOOD BROTHERS 10

銀刀出陣
自宅のそばの本屋がつぶれまして、交通費を出さないとラノベの最新刊が買えない環境になってしまいましたw
でもたまたま出かけた先で去れ竜とこの本見つけられたんで運よかったからおk

サブタイトルが銀刀出陣なわけだが、最初から銀刀はぜんぜん出ないw
ジローの活躍は次巻に期待しようね ジローの活躍は一瞬で終わりましたが、ついに特区に進撃する展開みたい
しかしジローがミココにきて下さい、って呼ぶシーンがよすぎた
今までそういう台詞がなかったからなおさらね
二人の関係ってのはいつか分かれる人同士の関係でどこまで近しくなっても言いかわからなくて、でもそんな気持ちには関係なくどんどん相手のことが好きになってみたいな切ない関係で、互いに認めないようにしてたんだけど互いに認めるようになってからようやくの再開
期待してしまう自分がいる 


というか前にも感想で書いたけどこのシリーズは日常をぜんぜん描かない んでもってすごいスピードで話が展開してく よく俺が気になる引き伸ばしみたいなのがなさ過ぎるくらい で、日常編がまったくないってわけでもなくて短編集で描かれなかった合間の話が描かれて、補完できるようになってるのよね


そういう風に考えるとこの11巻での前半がカーサの回想シーンメインなせいで少し普段と違う空気だたね 最初短編集っぽい雰囲気を感じた でも逆にいうとそれだけ物語が核心に迫ってることだと思う 過去の伏線を本編でも回収するようになったんだろうね

伏線回収という意味ではこの話でわかったんだけど九龍の血統って九龍にするだけじゃなくてもとの血統の血も残すんだね そういう意味ではカーサにとっては本当に救いだよな ある意味ではカーサそのものをアイレイドで受け入れてできた血統ともいえるわけだし
ふと思ったんだけど世界が求めるから始祖は生まれて、古い始祖に比べて今まさに世界に求められている自分たちは強い、みたいな台詞があったが賢者の血統もまた今ままで求められ続けている血統なんじゃないだろうか だから賢者の血統は、ジローは香港聖戦のときも先頭をきって九龍の血統と戦ったのではないだろうか どちらの血統もすべての血を受け入れるという意味では同じなのかもしれない すべての血統を九龍に染める、でも元の血統も残るってことはすべての血統を混血にする九龍とその体にすべての血統の血を受け入れる賢者なんだから方向性は違ってもある意味では同じだよね 最後には賢者は九龍も受け入れるのか、どうするのか、が気になって仕方がありません