おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

ブラックラグーン9巻

メイド編最終巻にあたります。3巻半も引っ張ったんでどんな落ちを付けるか心配でした。
どんどん一つのエピソードに使う時間が増えてるのは人気が出てきたのに比例してるんですかね。
挑戦的なことはどんどんできなくなって無難に人気の出そうなストーリーを続けるみたいな。
最初にブラックラグーンを読んだ時は、メイドと双子の使い捨てにSUGEEE!って思ったんですが、またメイド再利用かよ!と思ってしまい残念でした。あとはガルシア君がどんどんふけてるのが気にかかります。最初は少年役で登場してるんですがもうほとんど初期設定の面影はありません。
張の「このままじゃ20歳になる前に白髪になる」みたいなセリフじゃないけど、こいつもう白髪じゃないのか?みたいなふけ加減というか悟りっぷりがもうめちゃくちゃ。

あとは、最初にロベルタがクスリやりまくってるシーンがほとんどフォローされてないところとか気にかかります。
最後にみんなで仲良く南米に帰っておしまいって、あんだけロベルタ無双してたのはなんだったんだよ、って言いたくなりますね。
クスリは主にロベルタ無双してた時の凶暴性、の裏付けでしかなかったとしたらいやです。ただ、初登場の時はターミネーターチックに暴れてたロベルタの暴れっぷりは今回極まったといえるのでB級アクション的な意味ではすごい面白い。サンデーGXコミックで一緒に連載してるガンアクションのヨルムンガンドなんかと比べると、ファンタジーによってます。ヨルムンガンドもファンタジー、って意見はあると思いますけどあくまで比較しての話ということで、ご了承を。


ただこんだけ不満点みたいなのだらだら書いちゃったけど、初めの感想としてはおもしれええ!です。


なんでしょう、頑張って感想書いてやろう、ってつっこみどころ探すとつっこみどころ多いんですけどやっぱり面白いんですよ。ある程度を超えると面白いはやっぱり理屈ではないのかもしれません。

たぶんこういう落ちがまってるんだろうなぁ、というところにハマっても面白いと思えるんだから、王道なのかもしれないですね。
とりあえず、買うかどうか悩むくらいなら即買いのクオリティは保たれてるはずです。

せっかくなんで1巻から読み直してたんですが、1巻のころはレヴィの顔って中国人っぽいですよねw