おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

朧村正:百姫ルート1

朧村正が2014/9/29まで2000円に値引きされてたので、ついつい買ってしまった。
最近は長いRPGはダレルので、アクション系が楽しくなってきてるのだよね。
でも、COOPアクションげーはモンハンとGEシリーズで結構おなか一杯。

ソウルサクリファイスデルタとかフリーダムウォーズとか、あと討鬼伝
2014年9月時点でそれなりに面白そうな作品はいろいろと転がっているのだけどね。

VITAで面白そうなアクションの大部分がCOOPの狩りゲーばっかりってのもどうかとはおもっちゃうわなぁ。

で、そういうことで横スクロールベルトアクションっていうさっぱりしたゲームをしたいって思いがあったので朧村正をチョイス。

雰囲気が和風なのがかなり楽しい。あと、二人いる主人公の一人百姫の声が沢城みゆきなのも楽しい。


百姫が主人公といっても人の体を乗っ取ることができる剣術で、百姫の体をのとった飯綱陣九郎が主人公である。

陣九郎はほんとうは柳生雪之丞の体をのとってその地位を奪おうとしていたので、体の乗っ取りをやり直して、百姫に肉体を返すというのが、話の目的。

アクションゲームとしても必殺技や、アナログスティックと攻撃ボタンの組み合わせで出る通常攻撃のコンボを作ったりが楽しい。
でもそれだけでなくて作品としての雰囲気がいい。

陣九郎は自分の欲望のためだけに他人の肉体を乗っ取るような下衆で、それが主人公なんだけど、吉原の馴染みの女郎が幽霊になったのを不憫におもって救ってやったりと人間らしくていよろしい。

あと、無頼のおっさんが可愛い女の子のグラフィクで、沢城みゆきの声で
「これで酒があったらな~」とかいいながら天麩羅くったりしてるの最高や~~~。

やっぱり言葉使いが雑な女の子ってキャラデザというかはいいなー。こういうタイプのキャラクターのアーキタイプって誰なんだろう。
とにかく沢城みゆきの声ってこういうタイプのキャラだといいなぁ。

アクションゲームのシステム的にも面白い。

特にダメージキャンセルっていう仕様が面白い。
攻撃を食らった瞬間に攻撃ボタンを押しっぱなしにして食らってるとなぜか、ダメージがキャンセルされるという、ちょっと仕様なのかバグなのかわかりませんね、というシステムのやつ。

これのおかげで、攻撃ボタンを押しっぱなしにして、アナログスティックを入れるとできる横攻撃がすごく強くなっている。
ダメージ判定がでているときに攻撃ボタンを押していることが、ダメージキャンセル発動の条件なので、攻撃ボタンを押しっぱなしにしてでる攻撃というのがめちゃくちゃ強くなるのだ。

ボス戦で常にダメージキャンセルを狙っていると、地上横いれ攻撃⇛中に浮くからそのまま横ダッシュ攻撃というクソコンボだけでボスがごりおしできることがあるのはどうかと思うが。

上でいった地上横入れ攻撃は、空中にうくプラスかなりのスピードで距離を移動できるので戦闘中の移動はすべて地上横入れ攻撃にするだけで、事故死が滅茶苦茶減るらしい。

システム的な安定行動があるとそれだけやってりゃいいことになるからそこだけちょっと気に入らないけど。。。

ただ、ボスは安易な移動をすることで死に掛けることがあるから、ボタンおしっぱでもできる行動だけではさすがに倒せないこともあるんだけどね。

そういうところでバランスが取られているので、さくっとクリアできるかというと何回も死にながらボスを倒すことになるので、それなりに達成感もある。

また上でも言ったけど、死んでも其の直前からやり直しが聞くおかげでロックマンでボスが倒せないからステージをひたすらやり直すハメになるパターンがないのはかなりストレス軽減になった。

本質的に必要ない要素だと思うのだよね、ボスにリトライするために1度クリアしたステージをもう一度クリアするということが本質的にゲームとして必要なのかなとおもっちゃう。

STGみたいな死んでも、ボスのHPがそのままでゲームが継続するタイプのデザインなら、ステージをやり直しにされるのも仕方ないとは思うのだけどね。
そういう意味ではゲームデザインの違いなのかなぁ。


まだ、クリアできてないので体験できてないけど、無双、修羅と選べるモードのうち難しい修羅モードでクリアするとプレイできるオワタ式モード通称「死狂」では、上記のダメージキャンセルがまじで必須のようだ。

ゲーム性とか雰囲気は上でいった感じ。
プレイ的には5時間くらいやってボス4体くらい攻略できるくらいのボリューム。
やっぱりボスとゴリゴリ攻略するのがいいから、1時間で1ボスと戦えるくらいのバランスがやりやすくていいっす。