おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

Googleに飼いならされる人間たち

アドセンス収益が徐々に増加してきているので、禁止コンテンツを再確認してみようの巻。 - YOSHIKI NEWS!!.com

はてなブックマークをだらだら眺めてたら見つけた記事。

Googleアドセンスの規制が思っていたよりも厳しかったので驚きました。

リンク先を見る限りアダルトコンテンツもだめだし、薬物、アルコール、タバコがアウト。

飲酒・喫煙くらい個人の趣味の範疇じゃない、と思ってしまいますし、暴力的なコンテツの禁止、とかアダルトコンテンツの禁止とかもそうですね。

さらに言えば、別に死体の写真を見るのが好きなひとがいてもいいし、さらに言えばそれに欲情するひとがいてもいい、自由とはそういうものだ。

最も、暴力的な画像・映像やアダルトなコンテンツが、各国の法律に反する違法行為やらと隣り合わせであることも確かではある。 それでも、個人の趣味嗜好の範疇の内容にセーフ/アウトをもうけるのは価値観を押し付けられているように感じるよね。

※とくにお酒とタバコ。お酒とタバコとかほんとに個人の自由じゃないね。。。。

Google AdSenseのことを考えなければ別に、何を書くことも自由ではあるのだけれども、ネット世界ではもはやGoogle様に嫌われるのは ネット上に存在しないのと同じだとか、お金になるということは裾野を広げる上で重要なファクターですし。 お金になるならたくさんネット上で文章を書いてくれるひとが現れるじゃない?みたいなね。

実際に、Amazonがアソシエイト・プログラムの料率を変更することで、昔はみんなゲーム・フィギュアの宣伝してたのに今は違うものの宣伝をさせることに成功しているので、こういった手段での方向付けはかなり効果的であることがわかるしね。

そんなこんなでインターネットがあんまりにも"健全"なもので溢れかえるようになると自分個人としては息苦しくてたまらなくなってしまってやだなーと思う。 別にインターネットだけは何をしても許される無法地帯だ!なんていうつもりはないけどね。 違法動画・エロ動画の聖域のような存在だったFC2もガサ入れ食らってるみたいですし、ネットの無法地帯化もいい加減限界なのかもしれないなぁ。寂しいなぁとおもってしまう。

さらにいえば、ブログから収益を得ている個人ブロガーが、Google先生に警告をうけて規約違反の記事をシコシコ訂正したり削除したりとかそういう姿を想像すると、もはやそれってGoogleの家畜担ってネーかなとおもってしまうのですよ。

おまけ: 記事の一番最後に、Googleが"健全化"しているから使えねぇよ、っていう記事のリンクをば。 こういうことをするのがGoogleだとすると、ほんとにそのうち自分たちが気に食わない記事を載せるネットメディアには 広告を出さないという形で圧力をかけることがより露骨になったりするのではないかなとおもってしまいます。

白川の清きに魚のすみかねてもとの濁りの田沼こひしき あるいは 水清ければ魚棲まず

といやつではないのか。

参考リンク:

検索でGoogleしか使ってない人は情弱情弱情弱情弱情弱情弱情弱情弱!:村上福之の「ネットとケータイと俺様」:ITmedia オルタナティブ・ブログ