おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

安全な社会だったら、親族間の殺人の割合が増えるに決まってるんだろ


殺人の半分が親族間で行われてる国で一家団らんとか夢見すぎ

 

ちょっと考えりゃわかると思うんですが、通り魔殺人でもなければ殺人なんてのは人間関係のもつれの中で起きるわけです。

 
人間が一番深く関わる他人は普通の場合、家族なのでトラブルが一番発生するのは親族間なわけですよね。
 
単純に全殺人事件の中で家族内で起きる殺人事件が多いからと言って、家族の中が悪い社会ということにはならないでしょ?
 
むしろ強盗殺人、レイプ殺人、通り魔事件が少ない社会だと見るほうが妥当じゃないですかね。
若者の自殺率が高い、とかと同じロジックですよね。
若者は老衰死しないので、必然的に自殺の割合が高くなるってやつ。
全自殺者のなかで若者が多い、というならそれは若者が暮らしづらい社会なんやろ、という話になりますが。
 
ということで、日本が家族間が殺伐とした社会なのかどうかというのが知りたければ、世帯数に対する殺人事件の割合とかでみないとだめじゃないかと思います。
 
あと、これ思った元記事に対してですが、政府に家族のあり方まで決められるなんて、っていうのはあまりにナイーブな話だとは思います。
 
常に国というのは社会の構成単位である個人、家族のあり方というのを規定してくるものだと思ってます。
 
倫理的な側面は多々ありますが、重婚が禁止されてたり、事実婚で受けられる社会的な利益が少なかったりとか、まさしく社会が家族のあり方を規定してるでしょ?
 
嫌な例で言えば親父の再婚相手の女性とは親父と義理の母親が離婚したあとでは、息子は結婚できないわけじゃないですか。
 
まぁ、ブログ書いてるひとが個人的に家族間でのトラブルを抱えている方なので、セーフティネットは家族で、と言われるとトサカにくるのかもしれませんが。