2014-11-13 安楽死は余りおおっぴらに認められて欲しくない 雑感 安楽死が認められることで怖いのは金がない貧乏人が難病にかかったらとりあえず安楽死させるか、ということにならないかです。安楽死って尊厳死ともいったりしたじゃないですか。安楽死が一般に認められる社会にはきっと尊厳死はないんじゃないかなと思う。メイナードさんが安楽死を選んだ理由の一つには今安楽死ってまだまだセンシティブな話題だからというのはあるんだろう。安楽死を選ばなくても死ぬわけでして、その中で安楽死を選べばある意味でヒーローになれるわけじゃないですか。何もなきゃ家族に看取られてまぁ、普通に死ぬんだと思いますが、安楽死を選択すれば色々と話題の人になれるわけですし、今このタイミングで安楽死を選択するというのは社会にインパクトを与えられる。これからまだまだ夢も希望もある年齢で死ぬとなると、死ぬ前になにかしらのものを社会に残したいと思うだろう。もちろん苦しんで死んだり、最後わけわからなくなって見苦しい死に方したりするのは嫌ってのはあるかもしれないんですが、今のこのタイミングでする安楽死って、安楽死が"おいしい"タイミングですよね。安楽死が進んできて貧乏だから高い治療とか受けられないし、苦しいともやだし、家族に経済的負担を与えるのも嫌だから安楽死みたいな人が増えてくる時代の安楽死って"安楽"ではあってもきっと尊厳死ではないんでしょうね。