おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

ガンダムUC episode4 感想

リディ少尉は、完全にオードリーに惚れてますね、これは

馬にのった時点でリディ少尉の運命は決まった

これは、もう確定でしょう。
馬にのった以上、リディ少尉はフル・フロンタルみたいな、なんちゃってとは違う本物のシャアアズナブルの再来でしょう。

その人生の最後はアクシズに埋め込まれるくらいのしょうもないことにはなりそうです。

善意で舗装された最悪への道

「自分を殺して全体のために働けるやつってのもいるんだろうが、それはそれで胡散臭い」
ネオ・ジオンのシャアとかな」
「ほんとうは人間を好きになったことがない男だったんじゃないかな」
熱いシャアへのdisがなぁ。

シャアはたしかに人間をほんとうに好きになったことがない人間だと思う。
ララァですら、大佐が愛してくれたのはわたしの能力だったっていってたものな。
それでも無駄にカリスマだけは有る人間で、人を好きになることはなくても人から好きになれるひとだし、他人を操作する人間だったものな。

やはりシャアは正しき意味でサイコパスなのではないかい、という話。

そして、一年戦争も虐殺も何もかもみんな世界を良くしようとした結果起きた出来事なんだ、という世界観。うーん救いがない。
でも、世界を良くしようとしても、起きることは戦争だ、という話と世界を良くしようなんて思ってる人がいない世の中とどちらがステキなんでしょうねぇ。

シャアっぽいフル・フロンタル

「君がロニ・ガーベイ少尉か」
「お父上のことは存じている」
この台詞、実にシャアっぽいのだが、どういうところにシャアエッセンスを感じるのか、自分ではわからない。

シャアの後裔を自称する人間のやることとは思えんな

虐殺行為に走るロニ達を見てのブライトのセリフ。
なんだかんだでシャアの評価する部分もあったようだな、ブライトさん。

リディ少尉が順調にバナージを憎み始めている

うーん、リディ少尉がバナージの代わりにロニにとどめを刺してくれたのだが、ロニは死ぬしかなかったのだろうか。
最後のカークスの亡霊に俺たちの戦争は終わったんだ、といわれたことで正気に戻ることができたが、時すでに遅しということで死んでしまったのか、すでに手遅れだったのか。

どちらにしても救いはなく。

戦争を続ける限り、憎しみの連鎖はとぎれないということなんだろうか。

戦争と人はどのように向かい合ってきたのか。

憎しみの連鎖という意味ではやはり非戦闘員が戦闘に巻き込まれるというのが戦争での憎しみの連鎖が終わらない最大の理由な気がする。

昔のヴァイキングはヴァルハラという発想で殺しあうことにまつわる感情的な対立を減らすように工夫してたのではないかと思う。
正しく戦争して、戦って死ぬ分には死んでも戦士としての次の役割へと進むだけだから、悲しむことにも憎しみを抱くにも及ばない、ということではないか。

そう感情にうまく蹴りがつくとも思えないものだが。

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