おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

キングダム 38巻感想

キングダム38巻は呂不韋アンド太后メインの話でしたね。
太后のお供としてロウアイもでてきてて、結構取り上げられてましたし。

信が戦働き以外でも気を使っているのいいね

築城の仕事を円滑にすすめるために、大工?人夫?たちを班分けして賞金を自腹で出したり、時には直接指揮をとったりああでもない、こうでもないとして、気を働かせて仕事をしているのを見ると成長したんだなぁと感じられてよいです。

羌瘣がなんか女っぽい絵柄になってた

キングダムの序盤のほうを最近読み返してたから余計にそう思うのかもだけど羌瘣が女性らしい絵柄になってきてますね。
これは作者による信が身を固めたりするような話が近づいてきているということでしょうか。
河了貂もなんかめっきり女性らしくなっているし、そこら辺の話を三角関係的なのを交えてチクチクヤッたりするの?

呂不韋太后の間にある感情

呂不韋が悪いやつすぎる。呂不韋のかお能面かよ、みたいな。
でも自分と感情的なつながりがある人に対して何か悪いことをするときの顔がなぞの能面みたいな自信満々な顔なことが多いから表にだささないようにしているだけで実は内面はグズグズみたいな?

それにしてもいまだに愛している、はないよなぁ。
それで心を揺るがせられた太后もひどい話で。
弱いやつが悪いって言い切るくせに、強くなった太后には醜悪になったっていうんだからほんとう身勝手な人だよ、呂不韋は。
「男の理屈」にはもう従えないといっていたガンダムUCのマーサおばさんを思い出した。
ガンダムUCのマーサおばさんも結局は男の理屈に取り込まれてしまっていた人だっったから、そこには救いはなかったんだけど。

玉璽強すぎ

古代中国のことは知らないんだけど、玉璽って万能のアイテムですね。玉璽があるだけでいくらでもそこら辺の集落から徴兵できるぜぇ~みたいな。

昔の中国みたいに情報インフラも整っていないのにどうしてみんなあの玉璽を認識できるのかはちょっと謎。
小さい集落をだまくらかしてあれこれするなら、玉璽の複製どころかそれっぽい偽物でも通りそうな気がするんだけど、どうなんだろうね。

信が5千人将に、将軍まであと1歩

上でも書いたけど、信が戦働き以外でも気を働かせて仕事していてよかったって書いたと思うんですけど、ついに将軍まであと1歩になりましたね。
それと同時に騰さんが大将軍に。王騎がいた頃は副官でしかないです、みたいな顔をしていたのに、王騎が死んでからは、自分が集団のトップとして仕事をし始めるという。
仕事出来る人って、いいなぁ。「

加冠の儀の行方は?

加冠の儀の途中に太后軍が攻めこんできて~という展開。呂不韋にとってこれは想定内だったが、想定外のはずの政の落ち着きようをみて自分が知らないことが起きていることを悟り、焦る。

政は信が、反乱軍を平定するためにすでに持ち場を離れて、自分たちのもとへ出発していることを知っているような描写だったが、その直前の信たちの行動を見る限りそうもみえなかった。
なので、39巻でそこらがどういう風に描かれるかがきまるのでしょう。

ところで、キングダムって史実的に考えてあと大きなイベントどれくらい残ってるんでしょうね?
もう38巻って感想を書くために意識してみたらびっくりするくらいでてました。