おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

TED 男はいつまでたってもガキぽいんだけど、それでも大人にもならないといけない

TEDを見てました。
8歳のぼっちの男の子に神様が送ってくれた、生きたテディベア人形。
8歳の男の子にはよくても、それが成長して35歳のおっさんにもなると。。。

大人になるということ

一流企業で働くステキな彼女がいて、結婚すら考え始めているというのに、主人公はレンタルカーの受付で、昇格しても年収3万8千ドルで、一番の楽しみはくまのぬいぐるみと大麻吸って映画見ること。

大人になるというのはどういうことなのかを考えさせられる。

大人になりたくない人間が作った作品なのか

監督のセス・マクファーレンをして、小学生のまま監督になってしまったひとみたいな感想もみた。
どうなんだろうね、男が何歳までも持っているくだらなさというか騒がしさと騒ぎたがりさみたいなのが、すごい感じられる作品でも有るのは間違いない。

ただ、自分自身が男ではあるものの、素直にこういうノリについてくのが苦手で、多分テッドみたいなことして喜んでいる人からつまらないぜ、お前ッて言われちゃうタイプだから、そこまで感情移入してみれないかな。

馬鹿騒ぎは楽しそうだけど、楽しいのは一瞬で多分あとから虚しくなるのだ。
そういう虚しくなっちゃうタイプの人間は、楽しいだけじゃ物足りなくて、他人からの賞賛が欲しくなって、他人からの賞賛が得られる仕事とかに打ち込むようになっていくのかもしれない。

細部にこだわりがあるのだろうなって感じ

フラッシュゴードンの話がやたらとでてきたりしてた。つあり、あれはテッドたちが子供の頃すきだったものがそのまま大人になってもすきなままということを指しているのだと思うんだけれど。
でも、フラッシュゴードンとか知らない人間からすると、そこにはふーんという感じだ。

多分、作中でたくさん叩かれている軽口なんかにもそういう要素はたくさんあるんだろうけど、生まれ育った文化が違う人間だから、ちょっと細かいところのニュアンスまではわからなかった。

日本語字幕じゃなくて吹き替えのほうがそういう細かいところのニュアンスを伝えようと、努力してくれてそうだから、吹き替えでみればよかったのかあ。
#今回は字幕でみてました。まぁ、あの可愛いテディベアがおっさん声でしゃべったりするのも、楽しみたいですからね