Fate UBW 17話-20話 感想
UBWルートもかなり佳境ですね。
アーチャーの正体が明らかになり、士郎にたいして何をしたいのがはっきりします。
アーチャーもしかしひどいやつですね。士郎もかわいそうです。士郎も、アーチャーも同一人物といえば同一人物なわけですが。
ただ、アーチャーは世界の守護者とかいう胡散臭いものになったせいで、時の流れから離れたということですから、別に士郎をどうこうしてもアーチャー自身が解決することはないとは思うのですが。
それよりも、アーチャーは士郎の未来の1つではあるものの、現在の士郎とは、一応離れている、つながりのない存在でもあるので、アーチャー自体が救われることは不可能でも、士郎を救うことはできるはずなんですよね。
そこで、士郎を救おうとはしてくれないんだからアーチャーも少しというかだいぶけちくさい。まぁ同族嫌悪もあるし、理想を抱いて溺死しろと繰り返し言ってる通りなんでしょうが。
でも、士郎も将来アーチャーになってしまうのかという問題については、多分士郎には凛がいるからアーチャーにはならないよ、というのが、UBWルートなんでしょう。
そして、HFであればサクラがいるからいいんだよ、と。
Fateルートだとどうなるのかはわからないのですが。
自分のなかからでた意見ではないから価値が低いということはあるのだろうか。
よく、士郎の正義の味方になりたいという意志は自分のなかからでてきたものではなくて他人の思いを美しいと思っただけだ、ということを言っているけど、自分の中からでてきたものかどうかがそこまで重要なのかしら、といのことは疑問として持っています。
なんかそういう話をすると宗教でいうところの改心体験というやつになるのかもしれないですが。
悟りではないのですが、自分の心のなかからでてきた思いこそが最も強いものだ、ということですね。
アーチャーがいいたいのは、所詮正義の味方になりたいという思いは、自分自身のものではなかったので、最後の最後で後悔して非常に辛い思いをした、という話なんでしょうか。
少なくとも世界の守護者になればみんなを守ることができるはずだと思っていたのに、世界の守護者は常に対応者で問題がおこったあとで、問題を起こしたやつらを殺すだけの掃除屋でしかない、と。