おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

PS版俺の屍を越えてゆけ プレイの感想

難易度はどっぷりではじめ、心が折れ、しっかりでクリア。

地獄めぐりの最後のレベル上げだけはあっさりでプレイしています。

ストーリー感想(ネタバレあり)

ネタバレありの感想です。

とにかくしっくりこないことが多いストーリである。
なんというか主人公の一族は、朱点童子という鬼を退治しようと思ったら、返り討ち似合った上に2つの呪いをかけられてしまうというのがメインストリー。
呪い①は短命の呪い。だいたい②年くらいで死ぬ。
呪い②は種絶の呪い。子供を残すことができない。

ただただ死んでいく主人公の一族を哀れに思った神様が、朱点童子を倒すための尖兵として、主人公の一族を選び、人間とでだめなら神様と子供を残せばいいじゃない!と神様との間に一族を築き上げながら朱点童子を倒すゲームです。

ただし、短命の呪いはどうにもならないので、16~24ヶ月くらいでだいたい死ぬ。
1ヶ月で子供が生まれてくる神様パワーがなかったら、十月十日持たないですよ、寿命がね。

で、そういう神様の援助を受けながら選ばれた英雄の一族!頑張って朱点童子を倒そうという話だとおもいきや、まぁ実態は神様たちのマッチポンプだったのだ、ということが明らかになっていくストーリですよ。

天界で1番えらい神様の太照天昼子、実はこいつも人間と神様のハーフで、朱点童子は弟でした。
生まれながらにして力をもっていたことで疎まれてころされたことを恨んだ朱点童子との戦いを主人公たちの一族に押し付けたというだけでした。

しかも主人公の母親が実は、人間ではなくて神様でした。元から人間×神様路線は既定路線でした、というクソっぷり。

まぁ、太照天昼子さまに踊らされていたわけですよ、というところ。

挙句の果てに朱点童子を倒したら、赤子に戻って昇天して、おしまい。
しかも、こんなに可愛い赤ん坊になったんだもの、全部ちゃらよ、とばかりのいGOOD ENDという感じの終わり方で魂が抜け出そうになるほどの虚脱感でした。