おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

ダンジョン飯 5巻感想

物語的にはファリンを救って、あとはダンジョンから帰還するだけ=物語の完結、となるのかと思われました4巻の続きです。


どうやら5巻で、というかすぐに話を完結させるつもりはさらさらなかったようです。
狂乱の魔術=ダンジョン・マスター?に襲われ、ファリンとはぐれてしまう。

狂乱の魔術師はファリンに対して元の体に戻す、という発言をしていることからファリンがレッドドラゴンになってしまうようです。
そもそもファリンを蘇生させるときにマルシルがドラゴンの体を利用していたことがこの顛末の理由でしょうか。

いずれにせよ、とりあえずダンジョンから帰還すればOK、という話ではなくなりそうですね。
狂乱の魔術師をどうにかする、つまりダンジョンを攻略して安全にする?滅ぼす?かしないと物語も終わらないのかもしれないです。

あと、登場人物が一気に増えましたね。

ライオスの昔の仲間のシュロー=トシローとその仲間がでてきました。
シュローくんはファリンに惚れている、東方の武士という設定のようで、忍者みたいな部下みたいな女性陣をわらわらと連れて登場しました。

ライオスは俺を友達だといってくれる、いいやつなんだといって他の人たちに紹介してましたね。
というか、さらっといってるけどやはりライオスくんはどこかサイコパスぽい言動もあるし、モンスターオタクだしで友達が少なかったようですね。

あと、すぐに迷宮で死んでしまうパーティーの人たちの言動やダンジョン探索の目的が深掘りされていましたね。

ライオスたちのことを人間に興味がないんだ、と一蹴していました。ダンジョンを制覇してその力を手に入れるのは自分たちが相応しい、と息巻いていますね。
大いなる力には大いなる責任が伴う教徒からすると、ライオスは確かにどれだけ力を手に入れても自分の興味あることしかできなさそうな、社会不適合者っぽい
雰囲気が実にプンプンしているので、そこまで滅茶苦茶な評価ではないと思います。

肌黒の男がリーダーになっている、この勇者様パーティーのいっていることもある程度は最もだし、確実にライオスたちとトラブルので6巻以降の展開が楽しみですね。

感想の総評としては、まだまだ展開もだれてきていないしこの調子で話の続きが見たい、って感じです。

なんとなく面白かったシーン

チルチャックが性教育をセンシから受ける謎のシーンが結構笑えるのでそこもおすすめです。

鬼っ子の新キャラ、タデが結構かわいいのでおすすめ。
あとトシローパーティーのマイヅルさんがなんかSっぽいので(主人公たちを拘束したあとにとりあえず一人二人殺す、と提案してくる。。。)なんか良かったりとか。

あとは変なポーズで石化するマルシル、そして魔法の習得を目指すライオスとか。
ライオスのコミュニケーション能力不足で、治療をするために相手の体に上手にさわれないシーンはすげぇリアルでなんかよかった。いや、むしろ悪いか?
マルシルの耳を変な感じにムンズと掴んで無礼ーと怒られているシーンのマルシルは可愛い。

全般的にマルシル可愛いですね。多分みんなの意見が一致するところだと思いますが。かわいいは正義???