おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

バイオーグトリニティ 13 巻感想

多分、14巻が最終話ですね、というかあと4話も残ってるのかな?
#バイオーグトリニティの単行本は1巻4話くらいが多い。

14巻ラストは、次回、次々回くらいが最終話と思わせる展開ですね。
ウラノス死ぬ死ぬ詐欺をひたすらしているけど、ウラノス死なないでしょ?というような感じ。

ヌートリア父をもつハサミ少女がここで頑張るところはこの漫画のいいところかもしれない。

松陰っちやハサミ少女のように本質的にモブっぽい、というかウラノスにもモブっていわれてるようなモブっぽい人間が頑張って物語展開に干渉する話、
自分は結構好きです。

まぁここは漫画とか小説とか読みすぎて新規な展開を求めているというのがあるのだとは思います。
ただ、モブっしょこいつってキャラが活躍する展開にももう新規性はなくなりつつあります。

多くの場合、新規性がある展開と言うのは一時的に新規性があるだけで、しばらくするともう新規性がなくなってしまい、王道へと化けてしまいます。

というか、2017年の人間は物語に新規性を感じ取ることが難しい。

当たり前なんだけど、1900年に死んだ人間は1900年以降に出た物語を知らないんですよね。
つまり後世の人間になればなるほど、同時代の物語に新規性を感じることが難しくなるってこと。

スターウォーズだって旧シリーズのストーリー、今みたらハイパーありふれた話だし、善悪二元論が無邪気すぎるとかツッコミどころ多い、みたいな話ですね。