おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

古い!だがそれがいい! いぬかみっ!感想

いぬかみっ!の感想 いぬかみっ! (電撃文庫)
いぬかみっ! (電撃文庫)
いまさらのようだが、だがそれがいいっ!と述べておく
時間の波を乗り越えて、自分のところに届いてきてくれた本ってのは大事です
本屋の新刊コーナーに並んでる本も大事ですけど、本屋の新刊コーナーに置かれなくなった本との出会いがあればそれは大切にしなければいけません
この本がまだ新刊コーナーに置いてあるかは知りませんが僕はブックオフで出会った
こういう縁は大切に
というわけで紹介
以下当然のごとくネタばれあり
感想としてはTHE・ライトノベルって感じです
主人公がエッチで金にがめついとか、でもヒロインの事大事にしちゃうとか
ヒロインも主人公好きだけどエッチな態度で迫られるとやだとか
どこかで見たことあるような内容だったり、主人公の属性だったりするわけだけど逆にそれが心地いい

ストーリーは古くからの犬神使いの家川平家に生まれた主人公川平啓太
しかし、啓太には犬神を操る能力がなく、勘当同然の扱い
そんな啓太の前に犬神のようこが現れる
容姿抜群、従順、煩悩の塊のような啓太の理想の犬神
しかし、共同生活を営み始めた、二人にはさまざまな困難がっ!
って感じ
ぶっちゃけさまざまな困難ってのはようこの問題児っぷりが問題なんですがwww
ようこがなんだかんだっていってかわいいよね
犬神って設定なんだけどぶっちゃけほとんど犬なあたりがね

あとは軽く、普通にラブコメしてたイメージ
こういう風に書くと面白いのかつまらんのかようわからんって言われるかもしらんが個人的には軽い読み物でよかった
っていうかもともとラノベってこんな感じの軽い読み物だったよね、的原点回帰
設定もそれなりにあるんだけど最近の作品ほどがちがちじゃなかったり
例えば犬神使いってあたりとか
このあたりも設定に凝り始めたら犬神使いじゃなくて犬神憑きのほうが雰囲気でるんじゃね?
とか思ないこともない

あと絵が最近の絵柄じゃないのもポイント高かった
これで最近風の絵柄だったら対してたのしめなかったんじゃないかな
最近の作品はライトノベルっていってもかなり文章的にはへヴィなものが多かった
このライトノベルがすごいに選ばれた、文学少女シリーズなんて内容的には推理してない推理小説なあたりとかはラノベっぽいんだけど文章事態はライトノベルってよりへヴィノベル
そういうへヴィさがたまらんってのはあるんだけどこういう昔ながらの軽いほんわかした感じのラノベが読めたのは懐かしくて面白かった