おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

ユング心理学とタロットの関係

ユング心理学とタロットには実は結構な関係があります。
ユング心理学では象徴を扱うのですが、その象徴としてタロットを扱うのです。

最近ユング心理学に興味があるので、いくつかタロット関連の本、ユング関連の本を集めて読んでみましたので、損紹介とか。

いきなり邪道っぽいのから。
アレイスタークロウリー、トートの書




オカルティストとして有名なアレイスター・クロウリーの本です。
トートの書という題名はタロットの起源をエジプトと関係している、とした人たちにタロットが「学問と魔術のエジプトの神、トートに仕える聖職者の秘密の智慧の絵画的表現であるという考え方を作り上げた。」ことによると、トートの書の序文には書いてあります。(トートの書p9)

内容としてはすんごい読みづらいトートタロットの解説書、といったところか。
最初読んだ時はまったくといっていいほど理解できなかったが、ユング心理学の考え方からするとむしろ何が心にのこり、何が理解できると感じたか、が大切なのではないだろうか。
タロットの持つ象徴性に触れるには良い本だと思う。


お次に紹介するのはユングとタロット




実践的な占いの足しになるものではないことに注意。ユング的なタロットの解釈に関する本です。
マルセイユ版に主にのっとり大アルカナ22枚を詳細に解説しています。
辞書のように分厚い本ですが、トートの書に比べると分厚い分解説が詳細であり、実に理解しやすい本です。
コチラの方が断然読みやすさとしてはおすすめです。
あくまで、さきほどのトートの書とは違い、タロットよりもユングが好きな人向けです。あくまでユングの観点からタロットについて語っている本、といえるでしょう。



最後に
ユング心理学の入門本を読んだのでそれの紹介を。
その名もユング心理学入門。著者は河合隼雄さん。




わかりづらい部分も多々あるかと思いますが、それは本が悪い、というよりはユングの考え方に慣れないところが大きいでしょう。
わかりやすく読みやすいユング心理学の入門書といして、実にぴったりの本だと思います。
章立てがうまいので目次を読みながら特に心惹かれたところからぱらぱらと読み始めるのもいいでしょうが、できればすべて読みきって欲しいと思います。


私もまだまだユング心理学は最近本を読んで面白いかもしれない、と思ったという程度なので一旦は本の紹介はこれでおしまいです。

また面白い本を見つけることがあったらブログで取り上げていきたいと思います。