おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

モーレツ宇宙海賊をだらだらと見続けてしまった

モーレツ宇宙海賊をなんとなく見てた。
Huluを契約するともれなく見れるのである。

ギャグ重視の作風で、スペースオペラですらないような気もするけど結構面白いので見ている。
私掠船免状をもつ宇宙海賊、とかその海賊の仕事は保険会社とグルになっての海賊仕事とか一見すると練られているように思われる設定が色々とある。

でも実際のところはかなり穴だらけの設定で、破茶目茶な内容だけどだらだらみてしまうくらいの魅力はある。
感想記事書きながらわからないことを調べたけどどうもモーレツ宇宙海賊だけど、ナデシコの監督みたいですね。
宇宙戦艦ナデシコのノリもシリアス、ギャグと取り混ぜつつもテンポよくという謎の作風だったけどそのノリはモーレツ宇宙海賊でも引き継がれてるようなのでそこはいいところ。

ナデシコと比較すると恋愛ネタは少な目なのは男のキャラクターがあまりでてこないからしゃーなし?
それとも18話目までしかまだみてないけどあとからでてくるのかしら?

なんかだらだらと見てしまう作品って、穴のない設定であるとか防御力が高い作品だったり名作と言われるようなよくできた作品よりも、一発ネタでも面白いところだったり強力な魅力がある作品な気がする。

常に斜め上に物語を展開させようという意志を感じて、そこもまたよい。謎の超理論とそのことを登場人物総てが受け入れる謎空間の生成である。
噂ではカブトボーグなる作品に非常に顕著らしいですが。
テンプレ的ストーリーに載せて登場人物の魅力を振りまく作品もいいんだけど、テンプレ通りになることがないから最後までどうなるかストーリーラインがわからない作品はモット良い。

登場人物

加藤茉莉香
主人公。私掠船免状を持つ海賊船の後継者。私掠船免状が未来の宇宙にも有るという設定も面白いけど、その私掠船免状は、血縁者しか相続できないから女子高生だけど海賊船の船長になってしまう。
基本的に脳天気なのに、努力とラッキーと周囲の強力で何でもできる人。

チアキ・クリハラ
主人公の第二の妻、というかおかん。
うーん黒髪メガネのヤクい子。

第一話からでてくるけど、インパクトあるある。
見た人ならわかるかもしれないけど、この声と見た目でおやじっていうのがたまらん。
パフェが好きな設定とかノリノリで加藤茉莉香のかわりに宇宙海賊やるシーンとかたまらん。
声優さんの演技が上手いから好き。

あまり声優さんわからないんだけど、化物語千石撫子と同じ人だってのはびっくり。

ケイン・マクドゥガル

まだ物語が展開しきってないせいか学校の教師として女子校に潜入したよくわからんイケメンお兄さん。
宇宙ヨット大会?では謎のノリでコーチになる。
潜入のために身分を偽っていたのかとおもいきや、わりとほんとうに教員免状をもってそうなところとか面白い。


登場人物について書こうと思ったけど飽きたのでこれくらい。
ミーサとかも良いキャラだと思うし、三代目が女子高生と楽しそうにぬいぐるみ交換している話とかもまぁ面白かった。

話自体はたわいもない話が多いだけに、登場人物の描写とかテンポの良さとか想定できない展開が良い作品、という感想。

あと、宇宙船の戦闘シーンとかもCGバリバリって感じなのがちょっと苦手だけど迫力はあるしよくできている。

海賊のレトロな格好と宇宙船のギャップというのは結構いい。

あとOPとEDがすごいくせになる。OPは下手うま?みたいな感じ?でいい。
EDの自分のなかの知らないわたし~みたいな歌詞は最序盤の、加藤茉莉香が宇宙海賊になるかわからないなかでごちゃごちゃやっているところでは非常にその後どうなるのか、というのをワクワクさせてくれるいいEDだった。

最後に

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モーレツ宇宙海賊とは (モーレツパイレーツとは) [単語記事] - ニコニコ大百科