おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

ニンジャスレイヤー フロムアニメイション 1話 感想

見た人はわかると思うんですが、かなり賛否両論別れる内容ですね。

カタナ・ソード・アンド・オイラン・ソーサリーを見て期待してた人には、肩透かしになったとは思います。
ただ、原作は原作。アニメはアニメ。そう割り切れば面白い気がしてきました。

第一話を、時系列的な一番最初のシーンに据えたのはありといえばありだなぁ、とか。

残虐シーンの大部分がなんか横Flash担っているのと爆発シーンの逆にちゃちさとかがあFlash全盛期を思い出させる出来。
鷹の爪みたいな感じといえばそうなんだろうか。
パルプフィクションを意識した作品なので、逆にチープさがいいというのもあるかもしれない。

でもコトダマやアトモスフィアを自分としては十分に感じ取れる作品ではあるので、やはりアニメはアニメ、原作は原作とするのが一番賢い視聴態度、というよりも楽しめる視聴態度なのかな。

全世界同時配信だから、規制が強いのかしら?

日本国内だけでなく、より暴力表現の規制が厳しい外国で配信することを意識した結果としてこうなっているのかしらん?
その割には、オイランの描写は性描写的にNGになりそうだとおもったんだけども、統一感がないような気がする。
だから、正しく望んだ通りの効果があったのだということかしら。

ニンジャスレイヤーの変身シーンがかっこいい。

変身シーンといいますか、装束を身にまとってニンジャになるシーンがより変身シーンらしい描写になっていたのは良かった。あとゴツゴツの赤い塊が体にまとわりついてから装束になるというのがより血っぽいカタチになっていてよろしかったように感じました。

背景が足りないのが悲しい

ちょっと、背景不足だったのは悲しいところでした。
ニンジャスレイヤーはやはり細かい細部のこだわりが非常に良いと思っています。
カタナ・ソード・アンド・オイラン・ソーサリーは、短編のPVだからということもあるでしょうが、力が入っていて背景世界の広がりを感じさせられるだけ舞台自体の描写があったのが良かった。

なので、これからもっと破壊されたビル、とかではなく町並みが移ってくるようになるにつれて、より背景に世界の広がりを感じられるような演出が増えれば良いな、と思います。