喧嘩稼業 8巻感想
喧嘩稼業の8巻の感想です。
喧嘩商売の新刊がでていてびっくり面白いけど、全然連載しない病にかかっているからね。
- 作者: 木多康昭
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/04/06
- メディア: Kindle版
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日本拳法の徳夫戦が完結。
梶原の屍を利用した十兵衛の、ある意味圧勝と言うかたちで終わりましたね。
しかし喧嘩稼業になってから登場人物がみんな十兵衛を持ち上げるようになりました。
陰陽(インヤン)トーナメント、ということで裏稼業の人間が参加するようになってから十兵衛のダーティプレイを評価する流れを特別に用意し始めた、というところでしょうか。
喧嘩商売→喧嘩稼業でその傾向はさらに磨きがかかっています。
徳夫はキチガイなのか?
もともと、日拳兄弟はキチガイ兄貴と多少まともな弟という構成でしたが、何故か弟までキチガイになっていきます。
キチガイ兄弟はなぜか父親から頭のおかしいシゴキを受け続けていて、兄貴は弟よりも先にぶっ壊れてしまうんですね。
それで嫌になった兄弟は父親を刺殺しており、実際に刃物で刺したのは兄貴ではなく、弟であることが明らかになりました。
8巻の最終話はなんかわかりにくい話でしたが、弟も実は精神に多大な問題を抱えていて、屍で生死の境をさまよったことで致命的なキチガイになってしまった、ということのようです。
陰陽トーナメントを敗退したはずの徳夫がこれからどういう動きを見せていくか、楽しみデスね。
盤外戦術が大好きな十兵衛が、倒したはずの徳夫のせいでひどい目にあう、というような自業自得を食らう展開になるんでしょうか。
いずれにせよ、つぎの新刊が楽しみで仕方ないので、あまり休載せずに連載が続くことを祈っています。