おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

皇国の守護者9

漫画が打ち切られてから積んでたのでいまさらの更新

カテゴリーライトノベルに入れたけど違うよな・・・

以下ネタばれ注意
丸枝中尉が好きです。
超人とチート野郎が勢ぞろいするなかで等身大の人間的イメージがありました。
あいかわらず好きではありますが、なんか普通の人イメージが自分の中で崩壊した。
ついにぶちきれた。いきなり撲殺っすか
絶対周りのやつ超怖かったと思うよ。士官に対する評価の辛さに定評がある新城の元で激戦を駆け抜けた人物。それがいきなりプッツンきて暖炉の火掻き棒で守原の使者を撲殺したんだから。
しかも全体的に守原の使者の言ってることに流れそうになったところで強引に
っていうか丸枝の自己評価と他者評価ってどういうバランスになってるか気になる。
丸枝は結構自分を過小評価しがちに見えて、自分がした仕事の内容自体は正確に判断できてる。
問題はその仕事の意味を正確に判断できているか、だ
六芒郭では飯を配っていただけ、というのが本人の自己評価ではある。しかし、砲弾の降り注ぐ激戦の最中でも決して飯を配ることをやめなかった丸枝は「野戦銃兵勲章」を送られた。この勲章は棒給など実際の利益は存在しないが、大変名誉なものだ。 この勲章を手に入れた丸枝は風采の上がらない外見や臆病な軍人とは思えぬ態度にもかかわらず、部下、上司、同僚から一目置かれる存在となる。
個人副官を手に入れるという野心を持った丸枝が今後どのように化けていくか、大変きになってしょうがないw

あと新城が丸枝に対して大変甘いのは自分と似ている部分を見出してるからでは、と思ったりもした。
あと、丸枝の同じことを何度も繰り返してもよい、という言葉をえらく気にいってたよう。
今回暴走した佐脇のように壮絶な最後、というか、この後もしっかりとメインキャラの一人?として描かれていくととてもうれしいです。
で、10巻はいつになるんですかね、この人富樫並みに連載が遅い気が・・・