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おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

乙嫁語り7巻感想

マンガ

乙嫁語りの7巻を読んだので感想。

ざっくりと感想

乙嫁語り7巻はスミスたちが次の土地へ旅立ちまして、そこでお世話になる人のお嫁さん、アニスのお話です。
姉妹妻、とお風呂屋さんのお話でした。
ちなみに、姉妹妻で検索してもこの漫画の話とエロゲの話ばっかりでてきて、アレでした。
あとがきをみると、姉妹妻は、縁組姉妹(ハーハル・ハーンデ)と呼ばれる風習のことのようです。
縁組姉妹というのは、女性同士の結婚のような風習で、ほとんど男性の結婚と同じようですね。
死語の遺産分配があったり、同じお墓に入ったり。
あまり18世紀前後の、中央アジアの風習には詳しくないのですが同じ墓に入ったり遺産の分配をおこなったりということがあるのは、死んでも夫と同じ墓に入れないというようなことが前提としてあるのでしょうか。

蒸し風呂みたいな交流所となっているお風呂屋さんが発展していて、女性のお風呂屋さんが非常に姦しく、エネルギッシュなのも、女性は原則夫の前程度しか他の男性の前に姿を表さないからということがあるような気がします。
男性の社会と女性の社会がある程度分離している、というか。

ただ、アニスが縁組姉妹となってシーリーンを助けるシーンがあるのですが、(姉妹妻の挙式の最中に、シーリーンの夫が倒れる)そこでとった手段が、シーリーンを自分の夫の2人目の妻に迎え入れてくれるように頼むことでした。

良し悪しは置いといて、女性は男性の助けなしに独力で自分の配偶者とも言える人間を助けることができないのですね。すごいなんだかなぁ、とおもってしまう。あくまで女性は男性の付属物となってしまうのかしらん、といったようなね。
ちょっと切ないですね

裸まみれの百合回だった件

ざっくりとした感想は上の通り。姉妹妻という風習と、女性は男性に従属して助けてもらうしかないのか、というもにょもにょ感もあったりがありましたが、それよりもお風呂やさんの描写ですね。

女性の裸、裸、裸のオンパレード。肉感的なのにエロくない描写って不思議ですね。色気というよりも生物だなって感じがする描写なのよね。
作者が女性だから、なのかな。
最近読んでる裸書きまくる漫画家といえば大暮維人なんだけど、大暮維人の描きっぷりは常にフェティシズムを刺激する書き方で、エロいんですよね。それこそ着衣でも女の子書く時はコメディ方向に降ってない時は基本エロいっていうか。
それよりも、森薫の書き方は人間が、生き物っぽくてよろしい感じがして好きです。

でも、アミルの髪の毛がバサァ!ってするシーンは、「エロかった」

でも、そういえば森薫フェティシズムのある絵を書くひとでもあります。
1巻か2巻かそれくらいのアミルの髪の毛がバサァ!ってなるシーン、非常にフェチっぽいものがってエロかった。
中央アジアとか中東とかの女性って髪の毛を隠すんですよね。それって向こうの男性が女性の髪に性的興奮を覚える傾向があるからってことらしいんですけど。

その誰の視点からか、という部分のかき分けが実はすごいできてるひとなんじゃないかなって、今感想書きながら思いました。
つまり今回の女性風呂が、エネルギッシュで生き物~って感じがして、かつ肉感的な感じがするのにエロくないのは、視点がおとなしい引きこもり女性のアニスからだったから。
で、2巻、3巻のアミルの髪の毛がふさぁってなるシーンが扇情的でフェチを感じてエロい描写なのは、英国人とはいえ男性のスミスの視点からだから。

そう考えると森薫ってすごい描写力と演出力の漫画を書くひとだなぁ。細かい模様や背景やなんやらの書き込みだけじゃないなだなぁ、とか偉そうなことを思いました。まる

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