おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

原作者が納得していればいいアニメ化なの?

 ヴィクトリカの声が老婆のようにしわがれている、という設定が原作にあったのに消滅している!

と思ったひとはどれくらいいるのしょうか?

僕もそう思った人間の一人です
でも実は原作の桜庭一樹絶賛ということだったようです


ヒロインのしゃがれた声を原作の桜庭一樹氏が絶賛!!
http://news.thetv.jp/article/19650/





もちろん、原作者の人だって声のイメージの問題があるのは知っていたからやっぱりフォローしておかなければ、と思っていたからこういうことを言わなければならなかった、という見方はあるんですがそれはとは別に

メディアミックスの場合は、原作者が納得していれば良い作品なのか

という問題があるように思います

発信者と受信者の間で誤解が起こることはあるとおもうのですが最終的には発信者の意図とは関係なく受信者は自分の思っている通りに文章を解釈するわけで、それが正しいあり方だと思います

最初にGOSICK見た時に原作のイメージ通りとは思えなかったので、やっぱり自分の感じたことはそれはそれで大事にしたいと思います
ある意味ではそれが真摯に作品を愉しむことになるのかな、なんて思ったりもして
 




おまけ

声について桜庭一樹が絶賛!という上の記事を見つけるにあたって2ちゃんねるを見ていて浮かんだ疑問がこの記事を書く理由になっています
どういうものかというと

直木賞作家にたいした作家じゃないといいはるネラーってすげえな
というレスだったわけですが、これって権威主義というか思考停止の最もたるものじゃないですか
すごい賞をとった作家の作品は素晴らしい作品で、優れた作家が書いているに決まってるという思考停止

でもやっぱりそう思ってしまう、権威に流されてしまうというのもわかるので自戒をこめて