おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

薔薇のマリア4 LOVE’N’KILL

薔薇のマリア4巻の感想
今までが世界の説明だとしたならば、世界が動き始めた巻といえるでしょう。
地下から出られないはずの化物が地上の街に溢れ出したり。
化物を地下に封印してるはずの王様、キング・グッダーがでてきたり。
いままで説明され、描写された世界がついに動き始めました。
直接主人公、マリアローズたちとは関係のないところで動き始めた世界は徐々に主人公たちを巻き込む大きな渦を作り出して行くのでしょう。

さしあたって4巻は「蜥蜴四兄弟」の話でした。
自称「ベストセラー作家」の謎の男ルイが伝説の「蜥蜴四兄弟」に8億ダラーの賞金をかけます。
マリアたちZOOも賞金目当てに参加することになるのですが、一部不参加のためマリア、カタリ、ユリカ、ピンパーネルと縮小メンバーでお送りします。

自分の力不足を痛感するマリアローズは常に自分がZOOにふさわしい人間なのか。そのことに悩みをいだいています。
決して自分を自分で認めることができないながらも前向きにいきようとするマリアローズはどのような葛藤をへるのでしょうか。