バイオーグトリニティ 12巻 感想
エアギアはもとより天上天下と比較してもエログロましましになってきてるので、大暮維人のそーいうのが好きな人にはストーリーとは別にオススメです。
- 作者: 大暮維人,舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/19
- メディア: コミック
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以下はネタバレありありの感想です。
なんてのはおいておいて、ストーリーは結構明確になってきましたね。
SFですね。
ループする仮想世界とその成り立ちまでは提示されました。
その次はその世界をどうやってループから断ち切るか、ですが、そこの明確化はまだされてませんね。
いよいよ物語の真相がはっきりしてきていて、起承転結でいえば転くらいまで来ているかな?といった感じですね。
12巻は巻頭カラー部分の頭がタコで体が全裸女体な感じのところからヨカヨカでした。
あとは、戦闘用スーツの中身がぐちゃぐちゃになって血の池になっているシーンとかもですね、よろしい。
世界がループしていることが判明
やはり、バイオーグトリニティの現代編と言える部分は、フミホの中の世界である、ということが明示されました。
また、ウラノスたちが無駄に強い理由はフミホの世界から自由であるがゆえにループから自由であることが理由だとわかりました。
また、ループにとらわれている存在はそのループの中で死んでもループの中で生き返ることができることもわかりました。
四号さんがちょっとかわいい話
装備を失って装備がないと何もできません、っていってる四号さんがかなりあざとくてよろしかった、というような話。
本質的にはモブなんだけど、そういうモブの描写に力を抜かない、というところがよろしい。
世界がループする理由
これまで単純になんか嫌なこと、辛いことが起きるからフミホが世界をループさせていたくらいのふわっとした認識しかなかった、藤井一同。
フミホを吸い込んだ藤井をフミホが吸い込む瞬間にインターセプトすることに成功し、藤井がフミホを説得する。
辛いことは俺が引き受けるから前へ進もう、と。
ただし、ここで明らかになることがまた一つ。
どうやら藤井は死んでしまうようなのだ。藤井が死ぬことを避けるためにフミホは世界をループさせていたようなのだ。
こうなってくると、もう藤井がなんで死ぬのか?それを回避する方法はどうやって?がないと進まなくなっちゃうんだけど、それはどうやら13巻におまかせ、ということらしいのだ。
作中世界はフミホの中の世界だ、ということを踏まえた上でまだわからないこと
作中世界はフミホの中の世界だよ、ということを踏まえてみた上でまだまだわからないことだらけなのでそこら辺を整理。
・結局バグ穴って何?
→バグ穴があるから世界そのものであるフミホを吸い込んだ藤井を吸い込んだフミホ、というループ構造とフミホのなかに世界がINしている、とうい設定については納得がいった。
あとは、結局バグ穴って何?というところか。
・フミホは結局どういった能力をもった存在なのか
→作中世界はフミホの中に存在している世界で、フミホは世界そのものだという描写を受け入れるのであれば作中世界がフミホを中心回っていることはOKとなる。
一方で、フミホは本来の世界出会っても特別な能力を持った存在であることが度々示唆されているんだけど、そちらはどういうふうにオチが付くのかしらん、という話。
あとウラノスも結局ループ世界のなかでループの影響を受けない存在であることによって、ひたすらループ世界内で力を貯めるということをしているみたいなんだけど、それは本来の40年前の世界に対して何らかの影響力を得るために行っている行為なのか、ということが気になる。
結局、伏線を回収しているようでいてまだまだ謎だらけであるってことばかりが強調されて12巻は終わっちゃいましたね。
13巻に期待します。
感想記事のまとめ
感想記事が散逸しているので、一応まとめてみました。
kadath.hatenablog.com