おもしろきこともなき世におもしろく

ライトノベル・SF・マンガ・ゲームの感想。それにMtG(モダン・ドラフト)についてちょろちょろと記載。

境界線上のホライゾン 8巻下の感想

1000ページ超のボリュームなのに気がついたら読み終わってました。
会話 or チャットが多いから、実は空白が多いからかもしれません。

あと、読みやすいところが多いから?

何はなくともネタバレまみれの感想を。

福島正則加藤清正の話は解決しているようで解決していない

それぞれの心の整理はついて、自分のなかでの安息は得られたようですが、お互いがそれぞれどう思っているかのところはまだ語られていません。まぁ合流できてないんだからしゃーないです。

京都の帝の正体が明らかに

帝の正体が最後の最後で明らかになりました。
この話で、帝というとかつて環境神群との渡りをつけることができる唯一の人間でそれゆえに神聖で不可侵みたいなはなしでした。

実際のところは大筋では嘘ではないのですが、(環境神群とに干渉できるという意味で)、実際のところは帝は、環境神群を神降ろしした自動人形だったのだ、ということでした。

じゃあ余こと東の正体は?ということになるのですが、なんと人狼女王と同系統の精霊系の生き物で実は人間じゃなかった、ということになりました。

ミリアム・ポークゥも実はどこから現れてきた存在かよくわからない舟の霊?的な何かだという話もでてきましたし、ちょっと名前ど忘れしちゃいましたがすっかり二人の間の子どもと化している幽霊も、またなんか人間じゃないのでそれはそれでよい家族化していて微笑ましい。

本能寺の変が始まったところで、お話はおしまいです

本能寺の変まで8巻でやるのかとおもったら9巻に持ち越しでした。
明智光秀本能寺の変を始める前に消滅&武蔵勢に引き継ぎです。

そっかー、さすがにP.A.Odaもしくは羽柴勢に明智光秀を掴まれていたままだと、さすがに本能寺の変に干渉するストーリーはでてこなかった、ということですね。

浅間、ネイト、ホライゾンとトーリの関係の話

この3人プラス1人というかはまぁ覚悟をキメました、という話が8巻の頭か7巻シリーズのなかか、忘れちゃったけどででてきてからは、ちょいちょい、その関係のなかでどうやっていくかが語られてますね。
ようはいちゃついてるだけで、どういうイチャつきが未来にまっているかという話ばっかりですが。

ただ、ホライゾンが死ぬことを受け入れて、それでもやっぱり幸せになるんですというところから始まった話ではあるので、トーリ&ホライゾンが幸せになる形が描かれていくのは、この物語のなかで本題なんでしょうね。

終わらせて終わらせない、創世計画の謎

結局創世計画はまだまだ謎のままでした。
謎の教導院については、語られ、元信たちがみな同じ教導院で学んでいたこと、そこで創世計画を得たことなんかが語られてましたね。
そして関係するワードとして、ゴルゴダとメサイアということでなんかキリスト教チックな言葉ができてたんですけど、自分はほとんどキリスト教の素養がないのでわからんことばかり。。。

ということで結局は9巻に期待、というおしまいでした。
それなりに1巻シリーズごとに話に落ちをつけながらきちんと続きが気になるひきを作っているのはすごい丁寧な物語展開で、このシリーズは好きですねぇ。