大暮維人と舞城王太郎の共通点
バイオーグトリニティが好きで読んでるだけど、大暮維人に脚本がつくと喜んでいた。
抜群の世界観や設定、雰囲気があるのにシナリオ展開が分かりにくくて損してるからだ。
天上天下なんて、過去編の方がみんな好きになるくらい本編のシナリオがわけわからんかった。
全巻一気読みきたらりかいできたけど。
ということで大暮維人に脚本がついたら短所が埋まっていいんでね?と思ってた。
だけど実際には長所が延びただけで短所は埋まらなかった。
舞城王太郎も細部に神が宿るといった作家でシナリオ展開がよーわからんという共通点があるから。
作家としては優れてるかも知らんけどエンタメとしてはつまらん見たいな作家だよね。
ただ意外なまでにマッチングしたのな二人とも独特の暴力と活気に満ちた異常な世界を描くのが得意だからだと思う。
その共通点がわけのわからんシナリオを我慢してでも先が読みたくなる作品としての価値を担保してると感じた。